1970 Gibson J-45ヘッド補修

※携帯のカメラ撮影画像のため、画質粗いと思いますがご勘弁を m(__)m

70年のギブソンJ-45、スクエアショルダーの不人気モデルですが、乾いた音が激シブです(^^♪
クルーソンの3連ペグがどうしてもイヤで(笑)GOTOHの510を奢ったのはいいが、取り付けネジが思っていた以上に太く、ヘッド裏に亀裂が・・・。
しばらくはそのまま使っていたのですが、やっぱり気になるので直すことにしました。
←最初は空いた隙間にタイトボンドを流し込んで、なんて甘い考えをしていたのですが全然ダメで、思い切って外してしまいました(笑)・・・どうせギブソンのヘッドは両端寄木ですので。
ヘッドのカタチが災いしてクランプが滑り、なかなか締め付けられなくて往生しました(笑)
これで上手く行く、と自信を持っていたのですが・・・。
→前の状態でブッシュをぶち込んだ瞬間「パキッ」と嫌な響き・・・やっぱり、外れました(ToT)
接着剤を削り取り、今度は当て木を作って、ガッチリとクランプ。
塗装の割れ目が一層痛々しさを演出しています(笑)
←今度こそは、上手く行ったはずだと思うのですが・・・。
継ぎ目を隠すためにステインなどで色を塗り、ついでだからと木工用補修パテを盛り、目立つ欠けを復元してみることにしました。
→盛ったパテは乾ききる前に削って大まかに成型し、乾いたところで紙やすりとナイフで、細かく整形。
上から補修剤や部分塗りのステインなど、近い色を重ねてそれっぽくしてみました。
これからシーラーを塗り重ね、面を整えていきます。
ヘッドの表・裏共にシーラーを塗り重ね、ペーパーで角を落とさないように、丁寧にサンディング。
どうでしょう、なかなか上手く誤魔化すことが出来たのでは?
あとはラッカーを吹いて、コンパウンドで仕上げるだけです・・・果たして、上手く出来ますやら。
←吹き付け開始、どうしてもヘッド表はラッカーが乗り過ぎるのか、ブツブツと玉になってしまう(ーー;)
ヘッド裏からネックヒールまでをクリアラッカーで一気に吹き付け、時間を置いて二度塗りでフィニッシュ。

→十分に乾かしてから耐水ペーパーで水研ぎ、多少荒が残っても気にしない、気にしない(笑)
ネック裏まできれいにサンディングしたらコンパウンドで細目→磨き→仕上げと順に磨き上げる。
最後にワッシャーを打ち込みペグを取り付け、ナットも戻して弦を張り、作業完了(^^♪

↓結局割れ目の跡は残ってしまったし、磨きも中途半端だけどネック裏のべとつきはなくなり、亀裂も完全密着しているので、それで良しとせねば。
しかし、いずれはフレットの打ち替えと擦り合わせも必要かな・・・ま、それは次の機会に^^;